日経の指南本 #191010

長らく読みかけのまま放置していた日経の読み方の指南本を、少し読み進めた。

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月4000円払って日経新聞を購読し始めてから、もう4年経つ。それなのにひとつも賢くなった感じがしないし、経済について詳しくもなっていない。
巷では「社会人は日経を読め」という意見をよく聞く気がするが、漫然と読むだけでは駄目らしい。新聞をもっと有効に読解・活用できる読み方があるのだろうと思って買ったのが本書である。

今日もまだ読み終えたわけではないが、「『迫真』と『真相深層』のコーナーでニュースを深掘り」「『首相官邸』で待ち伏せ読み(今後の動向を予測する読み方の意)」の記述はなるほどなぁと思った。首相が何時にどこにいたかなんて興味ないよと思っていたが、そんな使い方があったとは。

やはり情報と言うのは使い方が分かってこそ価値を発揮するもので、そうでなければただの紙くず、文字の羅列になってしまう。これまで私はとても勿体ないことをしていたのではないか。
けれども、自分が馬鹿であったと気付いただけでも、これは大きな収穫だろう。

ともあれ、解説本とスマホの日経電子版を交互に見比べるうちに、私が求めているのは「各ニュースを深掘りして考察すること」と、「材料を集めて社会の潮流を予測すること」なのだと分かった。

VRChatのライブ配信 #191009

寝る直前に、VRChatのライブ配信を発見した。「のじゃロリ狐耳バーチャルYouTuberおじさん」ことねこますさんも出演していた。

休みの前日だし、少しくらいなら夜更かししても良いかなと思って、見てみることにした。
楽しく雑談するようなものだろうと軽い気持ちで開いたら、「VR界隈はこれからどうなるのか」といったとても真面目な討論をしていた。可愛い女の子のアバターが、全員もれなく男性の声で、VRを取り巻く現状と今後について、お堅い話をしている絵面は、何だかシュールでちょっと面白かった。

けれども、内容は本当に興味深くて、私も今更ながらVRの世界を覗いてみたいと思わされる話だった。説明も非常に分かりやすく、そこは流石ねこますさんだなと思った。
確か「今までの動画配信では、配信者が撮影・編集した体験(コンテンツ)を、視聴者は受動的に追体験するだけだった。一方VRでは、クリエイターの作品に対して参加者は自身の体験として能動的に関わることができる。だから今後は、参加者の需要を満たす”体験”を供給できるクリエイターが重宝されるだろう」みたいな話をしていたと思う。
ものの数分で寝落ちしてしまったので断片しか聞いていないが。

VRでしか出来ない体験って何だろう。VR業界はこれからどうなるのだろう。新しい市場は未来があって面白い。

15年ぶりの映画館 #191007

約15年ぶりに映画館に行った。SNSで話題になっている『JOKER』を観た。

ホラーだと思っていたのだが、後で調べたらスリラーに分類されるらしい。確かにホラーと呼ぶほど怖くはなかった。
「ホラー映画を観た後は、エンドルフィンなどが分泌されて、安心感や癒しを得られる」というネットの記事を読んだから、本当か確かめてみたかったのだが。

私自身が元来怖がりでホラーも怪談も苦手だから、「とてつもなく怖かったらどうしよう」と警戒しすぎていたのも、拍子抜けした要因の一つかも知れない。
薄暗い館内の段差と、Dolby Cinemaという立体音響・高画質のデモンストレーション映像が一番怖いという皮肉な結果になってしまった。デモ映像はやけに大音量で色鮮やかな風景ばかり流していたが、別に怖がるような代物ではない。単純に大きな音と強い光が苦手という私側の問題である。

映画の本編でもそんな感じだったら話に集中できないなと不安だったが、むしろ本編の演出のほうが抑えられていた。狂気に染まっていく主人公に感情移入しながら、物語に引き込まれていく感じで、とても楽しめた。

これからも、時々映画館に足を運んでみようと思う。観るのは刺激の少ないものに限られてしまうけど……。
それから、Dolby Cinemaの向かいはプラネタリウムになっている。よく行くルミネの上にこんなものがあったなんて。都内もまだまだ知らない事だらけだ。

悪口と爆弾ゲーム #191006

最近では特に珍しくもなくなったのだが、同僚が私の悪口を言っているのが聞こえる環境で仕事をして一日を終えた。

仕事に至らない点が多かったり、作業が遅かったりするのは確かなので、言い返すこともなく黙認してしまっている。店長も面倒なのかもう諦めているのか、同僚の愚痴をたしなめる気はないようだ。
その同僚は誰に関しても悪口を言う人なので、必要以上に落ち込むことはないのだと自分に言い聞かせる。

けれども、自分に対して悪意を持った奴が傍にいるというのは、ただそれだけでも精神が削られるものだ。上司の指示でそいつの仕事を手伝ってやるよう言われ、その挙句こちらの粗探しをして文句をつけられるのだから、たまったものではない。
だんだんと同僚の姿が目に入るだけで神経が張り詰めるようになっているし、休日も「明日はまた同僚の顔を見なければいけないのか」などと考えて落ち込んでしまう。

これまで悪口の的にされてきた他の人たちは、店長が何とか調整して同僚に近づかずに済むようにされている。
大局的な流れを見れば、同僚の手伝いなり何らかの理由で近づくと悪口の対象にされるという構図があって、その爆弾ゲームの順番が私に回ってきただけの話だ。だが問題は、私の次に爆弾を渡す相手はもういないということである。最後に順番が回ってきたのが私だから。

どうしたものか。同僚がいない日に店長に相談してみるか。

常連の営業マン #191006

昼過ぎ、混雑のピークが落ち着くころに、いつぞやの保険屋のお兄さんが、私の職場であるパン屋に来ていた。

保険屋とパン職人と営業バトル(2019.07.09.) - いいかげん小麦粉から離れろ度々、保険の営業マンが家に来る。boccochan-s.hatenadiary.jp

保険会社の営業マンとうちの玄関で世間話していたのも、もう3か月前になるのか。早いものだ。

保険屋のお兄さんは3回ほど家に来て話をしたので、互いに顔は覚えてしまっている。こういう状況では、何かひとこと挨拶くらいした方が良いのだろうか?

感じの悪い人ではないので、店に来てくれることに抵抗はない。だが、やはり何故わざわざうちのパン屋に……?との疑問が拭えない。保険の契約を断った元見込み客の私が働いている店である。相手は嫌だと感じていないのだろうか。「今は自己投資にお金を回したいので、保険に入る余裕がないのです」と、なるべくしこりが残らないように断ったのが効いたのだろうか。それとも、保険に興味はないとはっきり言わなかったために、”あと一押しすれば契約を取れるやつ”リストに入れられてしまったのか。

今後もお兄さんは当店に来るだろうが、向こうから声を掛けてくることはないのではという気がする。「お久しぶりです、あの時の保険屋です」と言ってきたら、ただのしつこい営業マンになってしまうから。となると、私のほうから話しかけるのを待っているのだろうか。

まあ、私など全く無関係に、ファミレスよりパン屋のイートインの方が安上がりだから当店を利用しているだけかも知れないけど。
うん、きっとそうだ。そうに違いない。

そういうことにして今日も見なかったふりをしましたごめんなさい。

なんか分からないけど当選しました #191004

私のTwitterアカウントがよく分からないリストに入れられた。何とか当選確定者という名前なのだが、詳細は不明である。懸賞に応募した覚えはないし、そもそもamazonギフト券1万円分をくれるというその人が誰なのか、私は知らない。

ひとまずそのリストを作ったのが何者なのか調べようと、Twitterのbio欄を漁ってみた。経歴として書かれている企業や雑誌の名前らしきアルファベットを、片っ端からgoogleの検索窓に放り込む。
結果は何となく予想した通りというか、一つもヒットしなかった。ギフト券くれる人は、どこの誰なのか判別できずじまいであった。

リストに入れられた他の人たちに、特に共通点はなさそうだ。無作為にユーザーをリストに入れ、「ギフト券が欲しければ私をフォローしろ」とそそのかし、フォロワーを増やそうという魂胆だろうか。すでにアカウントは0フォローなのに3000人近くのフォロワーを抱えている。この様子を見るに、彼女の作戦はそこそこ上手くいっているようだ。

ギフト券くれる人がどんな人なのか分かるかと、過去のツイートも遡る。昔のツイートは消したのか、それとも凍結でもされたのか、9月以降からの7ツイートしかない。
しかも、「ワンルームに住みたい」とかさりげない呟きしかしていないのに、「垢消せ」「黙れ」といったアンチコメントがついている。存在が嫌われすぎていて、逆に気になってしまう。過去に何があったのだろう。どんな行いをしたら、顔も名前も知らない相手にそこまで嫌われるようになるんだ。

見れば見るほどギフト券くれる人が何者なのか気になって仕方がない。
いっそ興味本位で、言われた通りTwitterのフォローとLINEの友達追加をしてみようか。
でも誰だか分からないのは怖いな。どうしようかな。

宅配便と飯テロリスト #191003

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ここしばらく家でパンを焼いていない気がして、朝からブリオッシュを焼いた。仕事で作るだけで満足していては駄目だと思って、最後に家でパンを焼いたのはいつか確認したら8月初頭だった。パン以外にも何やら色々作っていた。

あなたの夢、叶えましょう #190801-190803 - いいかげん小麦粉から離れろ今週のお題「わたしのイチ押しアイス」 あのとき母は、「実はずっと昔からやってみたいと思っていることがあってね、」と言っていboccochan-s.hatenadiary.jp

今日焼いたブリオッシュは、飾りつけをしてモンブランとサバランに仕上げた。先日、誕生日を迎えた祖母と伯母へのささやかなお祝いである。プレゼントと呼ぶにはまだまだ形が不揃いなのがちょっと悔しい。ブリオッシュの丸い頭が真っ直ぐ持ち上がるように焼き上げるのが、どうしてこんなに難しいのだろう。

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頭の部分を一旦外して中身を詰めたり、上に飾りをつけたりするから、今回は多少いびつでもどうにか誤魔化せた。欲を言えば、もう少しマロンクリームを綺麗に絞れれば良かったのにと思う。

この後、箱の隙間部分には緩衝材代わりのアルミホイルを敷き詰め、このケーキ箱をさらに段ボール箱に半ば無理やり押し込んで、祖母宛てに冷凍便で送った。

私はここ1年ほど、こうして「飯テロリスト」として段ボール一杯のパンや菓子類を主に実家と祖母・伯母に送りつける活動をしている。

・頻度はだいたい月に1回くらい。
・私の都合で押し付けているので送料はこちらで負担する。
・必ず冷凍・解凍、焼き直しができるメニューにする。
・家族の好みを踏まえた上での献立を考える。
・手紙を添えて、解凍方法や焼き時間など、おすすめの食べ方を説明する。

以上の決まりを設けている。制限があるほうが、遊びとしては楽しくなる気がするからだ。せっかく送るなら、美味しく食べてもらいたいという配慮もなくはない。

今の家に引っ越した際、近所にクロネコヤマトの集配センターを見つけたのが、この遊びのきっかけである。なぜ集配センターを見て「これは使える!」と思ったのか。しかも出来心でやってみた程度のことがなぜ毎月の習慣として定着してしまったのか。全く分からない。

焼いたパンを実家で受け取ってくれるなら、私は自分だけで食べきれるかを気にせず、好きなだけパン作りの練習をすることができる。また、作ったものに関して感想をもらえれば、今後のレシピ開発に向けて参考にできる。実家の家族としても、パン屋で買えないような変わり種のパンを食べられ、私の近況も知れるので、それなりにメリットはあるらしい。
要は実家と私でうまいこと利害が一致した結果、私は飯テロリストになってしまったというわけだ。

今月末はハロウィン。
献立を考え、段取りよく作業を進めるための工程表を作り、各材料の分量を計算し、買い出しに行き、前もって仕込めるものは作り置きして、当日は一気に仕上げる。小包一つ送るだけでもやることが山ほどある。休日を使って少しずつしか作業を進められないので、準備をするのに1ヶ月はかかる。

月末に向けて、もう動き出さねば……!